最期のうそ

私の実父はALS(筋萎縮側索硬化症)という10万人に1〜2人といわれる難病にかかり、闘病しています。

いまだに原因も治療法もわかっておらず、進行を遅らす薬しかありません。

体中の筋肉が死んでいき、日に日に動けなくなり最期は食べれなくなり呼吸ができなくなる想像を絶する病気です。

父は2009年の6月に告知され、2009年の10月に「余命2年」といわれました。
告知は父本人にされたので、家族は父から聞かされました。
ショックでした。
まだ父は56歳でした。
それからは隠し事はせず病気と向き合ってきました。たくさんの決断も一緒にしてきました。

父は今、余命を4ヶ月も越えてくれてます。
でももう手足はまったく動かず、食べ物も食べれません。しゃべることも困難になり呼吸もつらいそうです。

こんなときにまさかの娘のがん告知。



父の病気がわかってからはずっと週に1〜2日は父の元に通ってきたのに先月はほとんど会いにいけず、お互いに心配しあうことしかできない日々。

父の介助にいってくれてるおばさんから最近父が眠れていないと聞きました。

それでなくても死の恐怖と戦わないといけないうえに、私の心配までさせなきゃいけないなんて。。。

神様はほんとにいじわるだ。

検査結果をそのまま父に伝えることなどできない。そう判断した私は肝臓や骨への転移は隠し、明るい声で「リンパまでは広がってるけどよく効く薬があるから大丈夫」と伝えた。

電話でよかった。。。


来週顔をみせにいくけど、人生最大の大嘘をばれずにうまくいえるかな。。。

家族みんなでつく大嘘。みんな役者になれるかな?

ドラマのようなこの現実。24時間テレビさん。よかったらドラマ化しませんか?
旦那様役はNEWSの小山君でお願いします